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初ライブの準備|セットリスト・音響への伝え方・当日の流れ【第9回】

演奏する曲以外にも準備できることがあります。持ち時間、曲順、ステージ配置、音響への連絡を整理して初ライブに臨みましょう。
初めてのライブへをイメージした楽器や練習空間

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はじめてのバンド、ひとつずつ。|第9回 / 全10回

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初めてのライブが決まると、曲を間違えずに弾けるかが一番気になります。でも当日に落ち着いて演奏するためには、曲順、準備の時間、必要な機材を伝えることも大切です。

第9回では、演奏以外の「当日初めて知ること」を減らす準備をします。大きな会場でなくても、スタジオの発表会でも、基本の考え方は役立ちます。

出演を決める前に、条件を確認する

イベントの案内を読み、集合時刻、リハーサルの有無、持ち時間、会場の設備、費用や精算方法を確認します。出演者側の費用やチケットの扱いはイベントごとに異なるので、誰か一人だけが把握している状態にしないようにします。

持ち時間に、曲間の話やチューニング、転換が含まれるかも聞いておきます。「演奏20分」と「ステージを使える時間が20分」では準備が変わります。初ライブでは、余裕がない曲数を詰め込むより、時間内に落ち着いて終えられる構成を選びます。

不明点は主催者や会場へまとめて相談しましょう。質問の窓口を一人決めると連絡が重複しにくくなりますが、回答はメンバー全員に共有します。

セットリストは、曲間も含めて通して測る

セットリストは、演奏する曲の順番をまとめたものです。曲名だけでなく、誰が始めるか、チューニングや音色の変更があるか、曲間で何を話すかも書きます。

一曲ずつなら時間内でも、曲間に楽器を持ち替えたり、ケーブルを確認したりすると予定を超えることがあります。練習で最初から最後まで通し、話す時間や準備も含めて測ってみてください。最後の曲が終わってから、退出するまでの段取りも確認します。

最初の曲は、無理な挑戦だけで決めず、入り方が分かりやすく、落ち着いて演奏できる曲を候補にします。曲順の正解は一つではありません。自分たちが準備しやすく、聴く人にも流れが伝わる順番を考えましょう。

ステージの配置と必要な入力を伝える

会場から指定された用紙があれば、それに沿ってメンバーの位置と使用機材を記入します。一般にステージ図やセット図などと呼ばれますが、形式は会場ごとに違います。

客席から見た向きか、演奏者から見た向きかを明記し、ボーカルのマイクの数、ギター・ベースのアンプ、鍵盤の出力などを伝えます。鍵盤や再生機器は、左右二つの出力を使うか、一つにまとめるかでも必要な入力が変わります。分からないところは、機種名と使い方を書いて相談してください。

「たぶんケーブルはある」と推測せず、持ち込むものと会場で用意してもらうものを分けます。直前に機材や編成が変わった場合も、早めに連絡します。

初ライブで、先に共有する四つのこと。時間:集合・リハーサル・持ち時間。曲順:曲間と持ち替えも含めて測る。機材:配置・入力・持ち込みを伝える。担当:連絡・手続き・撤収を分担する
図解:Band Beginners編集部。本番の前に、当日の「分からない」を減らす。
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リハーサルでは、相手に伝わる言葉を使う

音響担当者との確認では、「何となく変です」だけでなく、「自分の立ち位置では歌が聞き取りにくい」「鍵盤のこの音色だけ急に大きい」など、場所と対象を伝えます。演奏を止めて会話できる時間を作り、指示された順番で音を出します。

ステージで演奏者が聴く音と、客席へ届ける音は同じとは限りません。自分の足元で聞こえないからといって、勝手に大幅な音量変更をすると、ほかの調整に影響する場合があります。何を変えるかを音響担当者と相談します。

リハーサルは、持ち時間の中で必要な確認をする場です。普段の練習のように曲を何度もやり直すのではなく、歌のある部分、全員が入る大きい部分、特殊な音色など、確認が必要な箇所を準備しておきましょう。

カバー曲の手続きと、撮影・投稿の扱いを確認する

カバー曲を演奏するなら、会場や主催者へ、楽曲の利用手続きを誰が行うのか確認します。自分たちで勝手に「無料の催しだから大丈夫」と判断せず、イベントの条件と管理されている権利に応じて整理します。

曲目の報告が必要な場合に備え、曲名や作詞・作曲者など、指定された情報をそろえます。ライブで演奏することと、その映像をインターネットへ投稿することは別に確認が必要です。撮影の可否やメンバーの了解も、当日までに話しておきます。

出典から読み取れること

JASRACの解説では、コンサート主催者から演奏曲目の報告を受け、権利者への分配に使う仕組みが説明されています。出演者は主催者と役割を確認し、必要な曲目情報を渡せるよう準備します。具体的な手続きの要否はイベント条件に応じて、主催者や管理事業者へ確認してください。

出典:JASRAC「コンサート・ライブ」(2026年10月25日確認)

当日の流れを、集合から撤収まで書く

移動は楽器や機材を持った状態を考えます。電車の乗り換えや駐車場、搬入口など、初めての会場で迷いやすい点は事前に確認しましょう。集合時刻の直前に到着する予定より、受付や荷物の整理をできる余裕を持ちたいところです。

  • 集合・受付:担当者へ到着を伝え、荷物の置き場を確認する。
  • 準備・リハーサル:指定された順番で接続と音を確認する。
  • 本番前:チューニング、電源・電池、曲順と最初の合図を確認する。
  • 本番:予定した曲順と時間で進め、困ったら決めた合図で相談する。
  • 終演後:会場の案内に従い、片付け、精算、忘れ物確認をする。

演奏以外の担当も分けておきます。受付の連絡、時間の確認、セット図の管理などを、一人だけが抱える必要はありません。

ミスをした後の戻り方も、一度練習しておく

本番では、練習通りにいかない瞬間があっても不思議ではありません。音を間違えたとき、弾けない部分で固まるより、次の小節やサビの頭など、全員が分かる場所へ戻る練習をしておきます。

機材が鳴らないなど演奏を続けられない場合は、無理に進めず、会場の担当者へ状況を伝えます。何が起きてもその場で全部解決しようとする必要はありません。連絡する人と、止めるときの合図を決めておくだけでも、相談の入口ができます。

今回の小さな実践:本番のつもりで一回通す

曲間の話、音色の変更、最後のお礼まで含めて、一度通して時間を測りましょう。終わったら、演奏の出来だけでなく、「次の曲まで待ち時間が長い」「譜面をめくる場所が難しい」など準備で直せることを一つ選びます。

初ライブの目標は、完璧に見せることだけではありません。準備した音を届け、メンバーと一回の経験を共有することです。最後の第10回では、その経験を次の一曲へつなぐ続け方を考えます。

こんなとき、どう考える?

初ライブで難しい曲に挑戦した方が印象に残る?

難しさだけで決める必要はありません。今の自分たちが曲の流れを保ち、入りと終わりをそろえられる曲も有力な候補です。持ち時間と準備を確認し、曲間を含めて通してみて、落ち着いて届けられる構成を選びましょう。

もう少し詳しく知りたいときは

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次の一歩

表紙は本講座のために作成したAI生成のイメージ、図解は編集部の独自制作です。囲みは出典の要約と本記事での活用方法を示しています。練習の時間配分や進め方は、経験・曲・利用施設に応じて調整してください。

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