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当方、完全アマ志向。- 初心者も楽しいバンド活動

ドラムのスティック選び「初心者が『最初の一本』を決めるには結局どうしたらいいのか?問題」にそろそろ終止符を打ちたい!

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ドラムを始めるにあたってまず最初に買うことになる、ドラムスティック。
で、ひとまず「ドラム スティック 選び方」とかでGoogle検索するわけですよね。
すると出てきますね。ドラムスティックの種類やメーカー、初心者におすすめなのはこれ! などなど、もう山盛りの情報がもりもりと……

何を言ってるのかさっぱりわからないぜ……(*゚▽゚)

この顔になるわけですよ。
いやもちろん読みゃわかります!日本語としては!!←
でもね!
スティックの材質の違いがこうでねー、音はこう違ってねー、先端の形状がねー、って

もう、情報量がおおいの!!!
消化しきれないの!!!!!

あの、もちろん、スティックの違いや選び方って、とっても大事なことです。
スティックって自分の手の延長として働いてくれるものだし。
でも、そういう細かな諸々の前に敢えて私は言いたい。

「最初の1本」は、次のスティック選びの基準になりさえすればいい

細かい情報の前に、一番大事なのはここだと思うんです。
ドラムを始めたての頃は、自分がどんな風に鳴らしたいか、どんな演奏が理想なのか、何が自分向きなのかなんて、正直わからない(私もそうでした)。
そこへ、スティックの細かな違いについて、あまりにたくさんの情報がありすぎても余計わからなくなってしまうし、それで「スティック選びって難しいなぁ…」と感じて敬遠してしまう、最初の一本からずっと同じスティックだけを使い続けてしまうことのほうが、デメリットが多いように思うのです(いろいろなスティックを試してみることのメリットについて、詳しくは後述しますね)。

それを踏まえて、「最初の1本」をどう選ぶかですが。

  • 先端(チップ)の形状は丸形。
  • 材質はヒッコリー。
  • あとは、楽器屋で握ってみて、振って叩いてみてしっくりくるかどうか。

これだけクリアしていれば、マジで何でもいいです。
ただし、

買ったスティックの太さと長さだけは絶対に覚えておいてください。

解説していきますね。

先端(チップ)の形状は、丸いほど音の粒がばらけにくい

ドラムスティックの先端である、チップの形状にはいろいろ種類があります。丸形、俵型、卵形etc…分類すればいろいろありますが、形が正円に近いほど、ドラムセットに接地したときの面積がばらつかないので、音の粒がばらけにくくなります。

この先端の形状を活かして音の変化をつけていけるようになるのは、まだまだ先の話。
まずは「スティックを振る」という動作をしっかり身につけることが大事なので、「音の粒が揃わないなぁ」と感じたときに、解決方法を自分のスティックワークに絞って考えられる状況を作ったほうがシンプルなのです。

材質は、まずはもっともオーソドックスなヒッコリーで!

オークは重さがあって太く大きな音が出るからロック向きだ、とか、メイプルは軽いので女性でも扱いやすいとか細かなフレーズに向いてるとかいろいろ言われますが、

まず初心者の時点で違いはわからないです。

ヒッコリーでもがっつりロック、叩けます。女性でも全然扱えます。大丈夫。ヒッコリーはできる子。

逆に言うと、まず「ヒッコリーの鳴り方」というのを十分に理解しておいたほうがいいです。なぜかというと、ドラマー的にはこの次の大きな買い物として「スネア選び」があります。そのときに、金属スネアなのか木製スネアなのか、金属でもスチールやらブラスやらアルミやら、木製ならメイプル、バーチ、ビーチetc…スティック選びよりややこしい豊富な選択肢が待っています。

このときに、「材質の違いによる鳴り方の違い」というのが体感できていると、自分の求めるスネアの音→そのために必要なスペック、というのを考える際の一助になります。
たかだか1ペア1000円前後のスティックだけで「材質の違いによる鳴り方の違い」の経験値が手に入るなら安いもんです。
そのためにも、まずはスティックの中で一番オーソドックスな素材であるヒッコリーの音を理解しておくことをおすすめします。

かならず楽器屋で握ってみよう。振ってみよう。叩いてみよう。

言うまでもなく、スティックは振って叩いて使うものです。
かならず、楽器屋のスティック売り場に行って実物を触って、実際に叩いてみましょう。
(たいていの楽器屋には試打用のパッドが置いてあります)

最初のうちはスティック売り場に行っても、全然区別がつかないスティックたちがだだらっと並んでいてなんだかよくわからなくてそわそわします。
が、「先端は丸いやつ、素材はヒッコリー…先端は丸いやつ、素材はヒッコリー…」と唱えながら該当しそうなものを探しましょう。
お守り代わりの呪文みたいなもんです。
(値段が書いてある札のところに、スティックの素材等のスペックが書いてあります)

一見似たようなスティックでも、太さや長さ、重心の取り方や表面の加工の違いなどなど、細かな違いがあります。
とりあえず自分なりに振って叩いてみて、「握りすぎないでも無理なく振れるか」「スティックに腕が振り回される感じがないか」を試してみましょう。

とはいえ最初のうちは「それがしっくり来ているのかどうか」もわからないかもしれません。でも大丈夫です。とりあえず握って、振ってみて、「なんとなくこれかなぁ」で最初はOKです。
最終的に迷ったら、「なんかロゴがカッコ良かった」とかでも全然OKです。

※とはいえ、できればメジャーなメーカーのものにしておいた方が、品質的にも安定しているので無難です。

買ったスティックの太さと長さだけは絶対に覚えておいてください。(念押し)

スティックのスペックとして、触らずともわかる要素は以下の4つです。

  1. チップの形状
  2. 材質
  3. 太さ
  4. 長さ

このうち、前半の2つはすでに述べたとおりですね。
で、後半の2つです。
これ、案外見失いやすいんです。
スティックも使い込んでくると、ロゴマークが剥げちゃったりするんですよね。そうすると、「自分のスティックの型番もわからない=太さも長さもわからなくなる」という状況に陥ります。
こうなると「今使っているスティックの基準」がわからなくなります。
で、

次もまた楽器屋で何となくスティックを振ってみて決める
 ↓
使い込むうちにまた型番消える
 ↓
また楽器屋で何となく…

初心者で始めた人の中には、このループに陥ってる人って案外いたりします。
が、これホントものすごくもったいないなぁと思うんです…。

今使っているスティックのスペックをちゃんと把握していれば、

  • 同じ長さや太さのほかのメーカーのはどうかな?
  • 長さを少し短くするとどう変わるんだろう?
  • 手が小さいから細めのスティックがいいかと思ってたけど、どうも握り込みすぎちゃう気がする。もう少し太くするとどうなるかな?

といった条件の変化を理解しながら次を試すことができます。

こういう、「条件を変えたときの音の変化」に関する経験値って、いろんなスタジオやライブハウス(環境がそれぞれ異なる中)で生楽器を奏でなければならないドラマーにとって、とても大事な資産になるんです。

それが、たかだか1ペア1000円前後のスティックで手に入るならめちゃくちゃコスパ良くないですか?(また言った)

細かなスティックの違いは、スティックを買い直すときに少しずつ、体感して覚えていけばいいんです。
まず最初は、基準となるものを理解する。
とくにスティック選びについては、それが大事なんじゃないかなぁと思います。

さらに、一本一本のスティックの選定の仕方も大事なのですが、それはまた別の記事にてご紹介しますね!

アラカワでした!

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