Band Beginners!

当方、完全アマ志向。- 初心者も楽しいバンド活動

音楽の可能性は無限大、らしい。現代音楽の世界をちょっとのぞき見してみよう

以前、知人のドラマー/パーカッショニストがライブに段ボール箱を持ち込んで演奏していたんですが、彼曰く「サ○トリー烏龍茶の箱が一番鳴りがよかった」そうで、

あ、いろいろ試した結果行き着いたのがサ○トリー烏龍茶の段ボールなんだな

と納得しました(たしかにいい音してた)。

音楽とひとくちにいってもいろんなスタイルがあっていいと思うんです。
ジャンルしかり、楽器ひとつにしてもブランドが良ければ、高価であればいいのかというとそういうことではなくて、「その時、ほしい音なのかどうか」ということが一番のポイントであるべきですよね。
実際に第一線のプロの人でも、2、3万くらいのアコギをライブで愛用してるなんて話もありますし。

というわけで、今日はオーソドックスな在り方とはちょっと違う形で音楽や楽器にアプローチしている人たちをいろいろ紹介しようと思ったんですが、

ごめんなさい現代音楽のところ軽く掘っただけでお腹いっぱいになりました。

いやもう深すぎる現代音楽…。
なので今回は、現代音楽の中でもとくに有名どころで、聞きやすかったりキャッチーだったりというものをまとめてみることにしました!

ちなみに、現代音楽とは…

広義には、西洋クラシックの流れを汲みながら20世紀後半〜現在にかけて作られた楽曲を指します。
が、実際に「現代音楽」と使う際には前衛的なアプローチも含めたニュアンスで語られる場合が多いです。

タイプライター/ルロイ・アンダーソン

オーケストラ編成の中にタイプライターを楽器として入れ込んじゃったのは、アメリカの音楽家ルロイ・アンダーソン。「そりすべり」や「トランペット吹きの休日」などが有名ですね。
ルロイ・アンダーソンは、前衛性を含めた意味での「現代音楽」に含めないとすることが多いのですが、それまでのオーケストラ、クラシックとは異なるアプローチで斬新かつキャッチーな曲を数々打ち出した人として今回入れておきたかったのでした。

こちらの演奏では、ウィーンの打楽器奏者Martin Breinschmid氏が軽快にタイプライターを奏でています。この曲をどの動画で紹介しようかなーといろいろ探したのですが、結構タイプライターのテンポがブレたりしてるものが多く、やはりこの方の演奏がいちばん聴きやすかったです。
タイプライターってむずかしいんだな…!(そういうことじゃない)

クラッピング・ミュージック/スティーブ・ライヒ

手拍子のみで作り上げられた、スティーブ・ライヒのクラッピング・ミュージック。
2人の手拍子が、8小節ごとに半拍ずつずれていき、最後にまたピタッと合って終わるという構成になっています。

このような、シンプルな音型を反復させて音楽を展開していくスタイルは「ミニマル・ミュージック」と呼ばれ、テクノやエレクトロニカ系の音楽に多大な影響を与えました。ライヒはそのミニマル・ミュージックの先駆者でもあります。

ちなみに、このクラッピングミュージックを練習できるアプリがあります。
Steve Reich’s Clapping Music

クラッピング・ミュージックは手拍子だけで曲として成り立ってるかっこよさがあるのですが、音階がないと寂しいなという方には、ぜひこちらの「エレクトリック・カウンターポイント(Electric Counterpoint)」も聴いていただきたい…!
パット・メセニーのギターが最高に神々しくて、もう。

4分33秒/ジョン・ケージ

指揮者が登場、音合わせをして、さて指揮者がタクトを振って…演奏が始まらない
そうなんです。第三楽章まですべて「休符」のみで表現されるジョン・ケージの「4分33秒」。
いっさいの楽器類が無音であることによってもたらされる会場内の雑音。そこに何を思うのか。
もはや禅の世界です。
でも、この曲であれば楽器初心者の人でも、あるいはまったく新しい楽器でも参加することができますね…!(前向き)

ピンポン協奏曲/アンディ・アキホ

長いので時間のあるときにぜひ見てみてください。
タイトルからすでに嫌な予感がしますが、動画が始まると…ありますね…卓球台
エッジの効いたカッコイイバイオリンソロが鳴り響…卓球台叩き始めたー!!!
そして始まるピンポンラリー。何なのこれ。
途中のパーカッションも鉄パイプやらビンやら、一風変わったものが並びます。
そして最後は…!

いやもうツッコミどころだらけなんですけど、こんなに飛び道具的なことしときながら曲がめちゃくちゃかっこいいというのがまた恐ろしいです。

ちなみにこれまでにご紹介したこれらの曲、クラシックなので
すべて楽譜があります。

音楽的シュールレアリスム、的なことなのかなと思いました。

このほかにも現代音楽のいろいろを見ていくと、ラストはティンパニに頭から飛び込むとか、奏者が別々にヘリに乗って演奏する、とかもう何を攻めているのかどこへ行こうとしているのかさっぱりわからないものが山ほど出てくるんですが、キリがないのでとりあえずこのあたりで。

この流れって、芸術でいうところの「シュールレアリスム」に通づるものがあると思うんです。
真なる現実とは何かを追求し続けた結果、無意識の追求とか夢の意味、偶然性などにその活路を見いだし、最終的に何だかよくわからないものになるアレ(好きです)。
現代音楽も、そんな風に「音楽とは何か」を追求し続けた結果、斬新なアプローチに活路を求めているのかもしれませんね。たぶん。

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2 thoughts on “音楽の可能性は無限大、らしい。現代音楽の世界をちょっとのぞき見してみよう

  1. 現代音楽って不思議ですよね!
    以前図書館でライヒのDVDを借りたんですが、2階建ての家でみんなバラバラに家事をしているのが音楽として延々流れて衝撃的でした(笑
    シュールレアリスム、同感です!

  2. 玉ねぎドレッシングさん:
    バラバラの、家事の音!?笑
    もはや、「どこに音楽を見いだすか」的な思想活動ですよね現代音楽って…すごい世界だなーと思います。

    ジョン・ケージの4分33秒とか、ダダイズムの頃に発表されたマルセール・デュシャンの「泉」とアプローチ的に非常に近しいんではないかなとか思ったんですが、記事のほうからは割愛してしまったので、ここにそっと残しておきますね。笑

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