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斧、矢、薙刀…もはや武器。攻撃力の高い変形ギター達!

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こんにちは、ハセガワです。
エレキギターの歴史もすでに100年ほどが経ち、その中で様々なトライアル&エラーが繰り返されました。
そう、トライアルには謎な製品が付きまとう。
結果、不思議なギターも生まれます。

今回はその中でも、変形ギターがすぎてついに武器と化してしまった…そんな攻撃力に特化したギターを紹介していきます!!

…はい、今回はネタ記事です
広い心でお願いします。

薙刀 〜切り裂け一網打尽〜

古来より、日本で使われているこの”薙刀”。
以前可愛いエフェクターの特集でも紹介したSobbatのDrive Breaker2でも描かれていた長物です。

Sobbat Drive Breaker 2《エフェクター/ディストーション》

似た形状でも”突く”、”叩く”がメインの槍と違い、”斬る”ことが可能な武器
言わば攻撃範囲を伸ばした刀。

そんな薙刀を取り入れたギターがコレ。
最近Squierブランドで復刻した、FenderStarcaster(スターキャスター)です。

Starcaster(スターキャスター) / Squire by Fender(スクワイヤ by フェンダー)

引用:Squier / Starcaster

当時、様々な流線型ボディを打ち出すFenderは、他メーカーと比較して攻撃力不足に悩まされていました。というか、むしろ破壊される側
ステージでネックを持ち、“振りかぶってボディを叩きつけられるギターブランド No1″。
さらに”燃やされがちなギターブランド No1”の永久2冠。
※:大体はカート・コバーンとジミ・ヘンドリックスが悪い
※:あとロンドン・コーリングのジャケも

そんな折、「ボディではなくヘッドに攻撃力を持たせたらどうだ?」と生まれたのがこのフェンダー・スターキャスターでした。
それまでのストラトタイプのヘッドとはひと味違うシャープなフックを搭載、そして鋭利な切れ味を予感させる黒の縁取りが光りますね。
さらに、ボディをセミホロウにすることで軽く振り回しやすい設計に。頭上でぶん回せるよう、手を突っ込めるfホールも完備しています。

こうして範囲攻撃に特化したギターが完成。頭上で振り回せば誰も近づけない。
Fender擁するスターキャスター部隊は、GibsonのES-335部隊へ戦いを挑みました。
あいつら丸くて軽いから攻撃力は低いはずだと。

参考画像:ES-335 / Gibson(ギブソン)

参考画像:Gibson / ES-335

しかし、いくら切れ味に優れようとも”武器そのものは切り裂けない”。そして、ギブソンES-335の流通量に比べ、スターキャスターはあまりに多勢に無勢な戦いを余儀なくされました。
長距離から投擲される大量のES-335により、スターキャスター部隊は壊滅。歴史から姿を消した幻のギターとなったのです。

歴史は教えてくれますね。
戦いは物量であると。

そして、民衆も気づきますよね。
スペックとして、あまりにES-335をパクリ過ぎだと。

まさかここへ来てスクワイヤからスターキャスターが復活するとは思わなかったわ…やるなぁFenderさん。黒歴史を晒していくスタイルに惚れる。

さぁ、次に行きましょう。遠距離攻撃の代表格、矢です。

矢 〜遠距離から殲滅〜

戦いに大切なのは”安全マージン”です。
危険な距離へ踏み込まれる前に相手を制圧。
そう。誰も、傷つきたくなんて、無い。

矢といえば皆様ご存知、この系譜。
GibsonのFlyingV(フライングV)!! 名前からしてもう飛んでますね!

Flying V(フライングV) / Gibson

引用:Gibson / Flying V

スターキャスター部隊にぶん投げられたES-335と違い、遠距離攻撃のためだけに生まれたこのギター。空力特性を計算した結果導かれたこの形状は、圧倒的な空気抵抗係数(CD値)を叩き出しました。

長距離からの圧倒的な殲滅力により、戦いの方法論が一変。
当時、戦場の空には大量のフライングVが飛び交っていたと聞きます。

空はロマン。
空を制すものは世界を制す。

ギターはついに武器を超え、空を行く概念へと進化。
羽ばたけ俺達のフライングV。

何となく「Aces High(邦題:撃墜王の孤独)」でも貼っておきましょうか。
先ほどからずっとこれが脳内を駆け巡るのです。

ちなみに、あの頃の空に思いを馳せ、KMLオランダ航空が次世代型旅客機「フライングV」を開発中とのこと。こちらも続報が楽しみですね。

引用:https://nlab.itmedia.co.jp/

斧 〜振りかざせパワー〜

斧は切れ味が悪い?ノンノン。
相手を切る日本の刀と違い、西洋の剣は重量で叩きのめす。
その血脈が息づくボディ。パワーこそ力。

ギター回し、それはすなわち「いつだってこの斧を振りかぶってテメェを叩きのめせるぜ?」という威嚇の現れなのです。
さ、行ってみましょう。

またもGibsonから、Explorer(エクスプローラー)です。
Gibsonの武器発明能力は素晴らしい…!!!

Explorer(エクスプローラー) / Gibson

引用:Gibson / Explorer

斧形状の代表、Gibsonのエクスプローラー。
皆様、”エクスプローラー”の意味を知っていますか? 日本語で”探検家”です。
ではなぜこの斧ギターに”探検家”という名がついたのか?

<妄想> …GoogleMapが存在しなかった太古、まだ見ぬ世界があると信じた冒険者達がいました。彼らがジャングルの奥地へ向かう際、道を切り開くのに使ったのがそう、斧です。
斧を掲げ、未開の地へ旅立った冒険者達を讃えるため、斧はいつしかエクスプローラーと呼ばれるようになりました…そう、エクスプローラーとは世界を切り開くための武器、つまり斧そのものなのです…</妄想>

そして歴史は繰り返す。
人々は闘いを止めることはなく、武器は望まれるままに進化していきます。
そして生まれたのがKiller(キラー)のKGシリーズ

KGシリーズ / Killer(キラー)

引用:Killer / KG-PRIME GLORY LINE

時代とともに人々の闘いは激化。殺傷能力を高めるため、鈍器はより鋭角に。
世界を切り開くための斧は、純粋なる武器へその姿を変えていきます。

なんてったってブランド名がKiller(キラー)。そう、殺し屋の道具です。
打倒した相手の首を押さえつけるため、刃の中央は丸く削られています。
伏した相手からは、地を這うラウドネスな悲鳴が聞けることでしょう…!

終わらない戦いの中、ついに物理的なアプローチだけでなく、人を超越した力、いわゆる”魔力”や”呪術”的なアプローチが行われます。
彼方より、“B.C.RICH(B.Cリッチ)”の産声が聞こえました。終わりの始まりです。

Warlock(ワーロック) / B.C.RICH(BCリッチ)

魔力を得ることで武器は変化するという。
血の契約を結んだならば、禍々しい魔器が生まれる。そう、それはまさに残酷さの具現
言うなればBlood(血)、Cruel(残酷)、Witch(魔女)。
時を経て言葉が崩れ(かどうかは知りませんが)B.C.Richと呼ばれるこの魔器製造ブランドから、ついに最強の武器が登場しました。

常人は手に持つ事すら叶わず、弾くためには悪魔との契約が必要。
このギターを持つ者は、体に魔術回路のような痕が浮かび上がるという呪いが込められているのです。

参考画像:ケリー・キング

SLAYERや元メガデスのギタリスト、ケリー・キング。ボス感すごい。

これぞ現存する魔器。
斧という武器の進化の最果てを、とくとご覧ください。

お持ちのギターの攻撃力は?

さて、お持ちのギターの攻撃力はどうでしょう?
長い人生のうち、ギターを持ったまま異世界転生する可能性も無きにしもあらず。もしくはバイオハザードするかもしれません。
その時、頼れるのはあなたの相棒であるギターです。
手にパワーを。そう、ギターという武器を。

なお、高見沢さんのギターは今回対象外とさせていただきました。
アレはほら、かざすだけで敵が召される系の神器なのでレギュレーション的にNG枠です←

言わずもがな、今回の記事はほんとにネタしか書いていないのでご注意を。
唯一正しいのは「オランダ航空が次世代型旅客機”フライングV”を開発中」位で、B.C Richから名誉毀損で訴えられないかだけ心配しています。大好きです。許してください。

以上、ハセガワでした。また次の記事で会いましょう!

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