スラム奏法入門記。掌底とビンタでアコギを鳴らせ!!
皆様こんにちは!
つい先日からスラム奏法を練習し始めたものの、右手が悲鳴を上げているハセガワです! プルプルしとる!!
2000年代初頭に突如発明されたこの奏法。アコースティックギタリスト達に多大な衝撃&影響を与えました。ソロギターに重なるバンドアンサンブル。弾き語りをすればリズミカル。アコギで踊れるダンサブル。そう、今最もモテるアコギの弾き方と言っても過言ではない←
ギターストロークに加え、掌底でボディを叩いてバスドラムな音、ビンタでスネアドラム的な音を鳴らしてパーカッシブなサウンドを奏でる、大変カッコいい奏法です!!
ハセガワは勘違いしていてスラム街的なやんちゃな意味だと思ってたんですが、”スラム=叩く”でスラム奏法だそうで…皆様もイメージで間違って覚えないようにね!!
スラム奏法とは
まずはこれを見てください。Petteri Sariola(ペッテリ・サリオラ)さんです。
スラム奏法を生み出したフィンランドのアコースティックギタリスト。鼻血が出るカッコよさ!!
36秒辺りから登場するスラム奏法。1人なのにバンド演奏になったかのような錯覚を覚えますね!
そして右手が一体何やってるのかさっぱり分からん…!!!
演奏方法を調べてみた。そして言語化してみた。
正直、Youtubeで「スラム奏法 入門」と検索したら大量に出てくるし、分かりやすい←
Youtube活動しているギタリストの方々は本当に凄いですね…便利な時代だ…。
教わった内容&検索した内容をハセガワの理解を文字でざっくり説明すると以下のようになります。
リズムを担うのは掌底とビンタ!
・手首付近でボディを叩く(掌底):バスドラの音
・指で弦ごと指板を叩く(ビンタ):スネアの音
はい、掌底とビンタです。
ビンタは指板じゃなくてボディ下側を叩くパターンもありますが、ここでは省略。
リズムに合わせてビシバシと行きましょう! 打楽器の心です。
弦のストロークは指でしなやかに裏から表からビンタ!
・弦を指で掃除するように鳴らす(指で裏ビンタ):ダウンストローク
・弦を指で掴み掛かるように鳴らす(指で表ビンタ):アップストローク
はい、こっちも指でビンタです。
左頬と右頬を連続でペチペチ叩くように、しならせて鳴らせましょう。
つまり、スラム奏法は掌底とビンタから構成される。シンプルですね!
リズムと弦、どうやって同時に鳴らすの…? 問題
このリズムと弦のストローク(掌底とビンタ)、やってみると分かるんですが最初は右手が大混乱になります。
例えば、基本的なリズムパターンである“ドン・タン”
これだけならなんとなく出来ますよね? そう、机叩くのと変わりません←
・ドン(掌底) → タン(ビンタ)
ここに弦の奏法が加わります。すると次のように弾いてしまいがち。
・ドン(掌底) → ジャン(指で裏ビンタ) → タン(ビンタ) → ジャン(指で表ビンタ)
これも使いようによってはアリなのですが、これだとギターストロークが常に裏でしか鳴らないんです。頭はドンとジャンを同時に鳴らしたい!!
そこで、こうなります。
・ドン&ジャン(掌底&指で裏ビンタ) → ジャン(指で裏ビンタ) → タン(ビンタ) → ジャン(指で表ビンタ)
頭で掌底&指で裏ビンタを同時に繰り出すのがポイントになります。
これで、ドンとジャン → ジャン → (タン) → ジャンが同時に鳴りますね!!
頼む、伝われ!!
右手の基本バリエーション
ドン&ジャンの説明から、実際に右手が担当するリズムと弦のストロークは以下になります。
・ドン(掌底)
・タン(ビンタ)
・ジャン(指で裏ビンタ)
・ジャン(指で表ビンタ)
・ドン&ジャン(掌底&指で裏ビンタ)
・ドン&ジャン(掌底&指で表ビンタ)
これを組み合わせて演奏すれば、立派なスラム奏法マスターだ!!(白目)
リズム奏法はカホンの奏法に酷似
スラム奏法を練習してて思ったんですが、この掌底&ビンタはカホンの演奏方法によく似ています。
それもそのはず、両方とも木に穴(サウンドホール)が空いた楽器(雑)。
ハセガワ的にはカホンのバスドラを鳴らす掌底をアコギにぶつけるイメージでした。なので、スラム奏法を練習してるとカホン等の打楽器も上手くなります。逆もしかり。これを機にカホンも入門してみると良いかもしれません。
良いギターは良いリズムから。楽器に大切なリズム感も鍛えれて両得ですよ!
スラム奏法向きなギターって?
まだスラム奏法の歴史が浅いということもあり、スラム奏法に特化したアコギってほとんど無い状態です。さらにボディを叩きまくるので、練習には”調子が悪くなっても良い”ギターがもってこい。
練習は手頃なアコギで行いましょう。そう、ハー◯オフや2ndス◯リートの出番です!!
向いているギターを強いて言うなら、スラム奏法ではボディを叩いて鳴らすので”ボディの音を拾ってくれるピックアップ(マイク)”が付いているとベリーナイスと思います。
弦の音を拾うピックアップに加え、ボディ側の表版や鳴りを音をマイクで拾う3wayシステムを搭載している事で有名なギターメーカー、カンガルーの国オーストラリアのCole Clark(コールクラーク)。石橋楽器さんが輸入代理店。
とってもオサレかつ品格ある佇まい。だがしかしガチなお値段です。一度弾いてみたい。
3wayピックアップはCole Clark 1強だなぁ…と思っていたら、最近YAMAHAがatmosfeelという3wayピックアップシステムを開発し、FSXシリーズとして発売しました。Cole Clark欲しいけれど値段が…な場合はコレもアリかもです。なんてたってYAMAHAの楽器は安心感が凄い。すべて優等生ですもの。
ただ、実際に鳴らした訳ではないし、スラム奏法初心者のハセガワ情報なので正しいか自信がありません…認識が違っていたら修正しますので、あくまで参考程度にお願いします。
ハセガワも現在入門中。一緒に上達しましょう!
如何でしたでしょうか。ギターを叩くスラム奏法、の入門記。
ソロ演奏でも、アコギ弾き語りのアクセントにしてもカッコいいですよね。
さらにリズムも鍛えられて一石二鳥。あとは右手との相談のみ。
やり始めはものすごい痛いうえ、夜中の練習は警察沙汰になるのでそこだけご注意を!!
以上、ハセガワでした! 一緒に練習して上達していきましょう!
中学生の頃にロックに目覚め、ボーカリストを目指した‥‥筈が、ギタリストが居ないバンドでギターを弾き、ベーシストがいないならベースを弾き、ドラマーがいなけりゃドラムを叩く、器用貧乏を地で行った音楽好き。
皆が楽しく遊べるならそれで満足!をモットーに日々ゆるゆるしております((*´∀`*))~°