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エレドラ防音対策”ディスクふにゃふにゃシステム” 効果をデータで検証してみた

前回に引き続き、”ディスクふにゃふにゃシステム”ことDFSについて。
今回はいよいよ設置前後の効果検証編です。
前回記事はこちら↓

DFSの有無が振動の軽減に効果があるのかどうか、データに取って見てみましょー!

検証方法はこんな感じ

振動を計測するために以下のiPhoneアプリを使用しました。
加速度・ジャイロスコープ・磁力センサーロガー

【補足】
*上記アプリでは取得データがCSV形式で入手できるため、今回の検証でもCSVデータを元に分析しています。
*取得したデータの単位は【gal(ガル)】です。
*iPhoneは、エレドラ本体が置いてあるのと同じ畳の上に設置しました。
*x軸、y軸、z軸方向それぞれ計測を行いましたが、x、y軸方向の振動が微弱である(0.01〜0.04gal程度)こと、および階下への影響がもっとも大きいのはz軸方向(縦揺れ方向)であると仮定して、本記事では割愛しました。

データを見てみようの巻①
歩いたときの揺れ具合

さてさて。
まずは比較のために、「静止時」および「歩いたとき」の振動の様子についてみてみましょう!

ねえなんで-0.99galスタートなの。

はじめからz軸方向ズレてるってこと??
うちの畳が揺れてるの?? 家が揺れてるの???
あの、それはそれで嫌だ←

…ちょっとよくわかりませんが、逆に-0.99gal付近で静止時のデータが安定しているので、とりあえずここを基準に見ていくことにします。

で、歩いてるとき。やっぱ揺れてますねー。
とはいえ、私の歩き方、かなり静かなほうだと思います。
足を下ろした際、ほとんどかかとは鳴りません。
下方向にいちばんグラフが伸びてるあたりで、うっすら「コツッ」と鳴った程度です。
なので、

「集合住宅で階下からほぼクレームが来ることのない程度の足音」

がこのくらいの揺れ具合、と仮定できそうです◎

データを見てみようの巻②
ディスクふにゃふにゃシステムの有無で揺れはどう変わるか?

クライマックスでございます。
DFSなしで、畳の上でエレドラを叩いた場合と、DFSありで叩いた場合。
どんな感じになるでしょうか。
それぞれ、15秒ずつ「いつもどおり8ビートを叩いた(フィルあり)」間の振動データを比較してみます。

どーん!

おおおおお。
揺れとーる。
けど、DFSありで叩いたほうが、よりピークが抑えられている感じですね。
DFSなしの状態の約半分ってところでしょうか。

振動自体の軽減には、やっぱり効果ありそうです。DFS。
で、これだけだとわかりづらいので、先ほどの静止時&歩いたときの振動グラフと重ねて見てみましょう。

データを見てみようの巻③
全データを比較してみよう

重ねてみるとこんな感じになりましたどん!

*4つのグラフをそのまま重ねるとさすがに見づらいので、DFS有無のほうは点線で示しています。
 雰囲気感でよしなに見てください。

ふむふむふむふむ。
こうして見ると、
・歩く ←前述のとおり静かめ

・DFSあり
が、平常時は大差ない範囲に収まってる感じですね。
ピークはやはりDFS使用で叩いてるときのほうが大きいのですが、これはキックをちょっと強めに踏み込んだときのアレですね。

なるほどなるほど。

わかったようなわからんような。

いや、振動がかなり抑えられてるってのはわかった!
だがしかし!
実際階下にどんな感じに聞こえてるの??? ってところがポイントじゃないですか。

これはアレだ。
galっていう、馴染みのない単位がよろしくない。
というわけで、gal→db(デシベル)の換算を試みてみましょう。

データを見てみようの巻④
ボリューム的にはつまり、どんなもんなのか

とりあえず、取得したデータの諸々をいったん以下にまとめます。

で、さきほど「そもそもスタートラインが-0.99付近になってる」って、あったじゃないですか。
なので、その分をざっくり補正します。
【補正方法】
1.静止時の全データの平均値を算出→-0.9910 これを”基準値”とします。
2.歩く/DFSなし/DFSあり のそれぞれの最大値、最小値と、”基準値”との差分を算出します。

この値が「静かなときと比べて余分に出ている振動(gal)」と見ることができるかなと。

で、このgal値をdbに換算します。
(換算にはこちらのサイトを使わせていただきました)
その結果がこちら。

発生源近辺ではこのくらいのボリューム感になっている、そしてDFSの導入によって、およそ5dbほどの低減効果が見込めそうというところまで見えてきました。

で、この結果をどう受け止めるべきか

このあとさらに、振動の伝わり方、デシベルの加算方法などなどあるのですが、ちょっと難しすぎて力尽きております…(ごめんなさい)。
ざっくり調べた限りだと、DFSの有無によって、エレドラを叩いたときのピーク音が
何しか物音がする → 耳を澄ますと聞こえる
レベルまで下がっていそう(予測)、というところまでは何となく把握できたのですが…。

で、踏まえてですね。
「ゼロにはなっていない」というところが今回の肝ではないかと。

ここからは、結局のところ階下の人を含めた住環境次第という話になってしまうのですが。
とても小さな音だとしても、エレドラを叩く=規則的な振動音が鳴り続ける、という状態を、黙認できる環境なのかどうかというところではないかと思います。
気にしない人は全然しないし、でももしかしたら、「一度気になりだすとどうも気になって仕方ない」というケースもあるかもしれません。

アラカワの住んでいるところは、階下のおばあちゃんが理解があると前回の記事でも書きましたが、加えて
・住宅街の中ながら、目の前にはそこそこ交通量のある道路がある
・かつ、電車の沿線に家があるので定期的に電車の走行音が聞こえる
という環境なんですね。なので、そもそも騒音に敏感な人は恐らく住んでないであろう、と。
こういう環境だからこそ、ある程度の騒音にもおおらかに対処してもらえている(たぶん)という点は、なきにしもあらずだと思うのです。

なので、正直なところ、「DFSを導入したら集合住宅でも絶対! 余裕で! エレドラ叩けるよ!!」とは、私は結論付けられないです。
でも、「円滑なご近所付き合いのためにも、集合住宅でエレドラを設置するならDFSは入れる前提で検討したほうが良い!」とはいえます。
あとはもう本当に、具体的な住環境やご近所の人たちの性格次第になってしまうかなと。

なんだかハンパな検証記事になってしまった…。
とりあえず、数値的な(客観的な)指標として検証したらこんな感じだったよー! と受け止めていただければ幸いです…!
あと、振動やデシベルの評価について詳しい方いたら、今回の検証結果をどう受け止めたらいいかぜひコメント欄で教えてください(笑)。

現場からは以上でーす!!!!!
(データ取るのに結構力尽きた)

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4 thoughts on “エレドラ防音対策”ディスクふにゃふにゃシステム” 効果をデータで検証してみた

  1. iphoneでもこんなデータが取れるんですね!
    実は音については気になっていたので、参考になります!
    難しいかもしれませんが、どの程度のデシベルになると、実際の外に漏れているのか、階下やお隣に聞こえる音についても知りたいです(新築とか、20年くらいの築年数のアパートとか)

  2. 検証記事待ってました!半分になるんですね!
    階下の方の理解が重要って内容、とても共感できました(笑

    少し気になったんですが、よくネットでエレドラを買うときにセットでオススメされるような、防振パッドってどうなんでしょう?
    結構良い値段するけど、こんなに薄くて効果あるのかな?と不思議に思っています。
    もしお持ちでしたら比較して頂けると嬉しいです!

  3. 匿名さん:
    iPhoneの加速度センサーを利用したアプリみたいですね!
    便利な時代になったもんだ…!
    いったんの目安を知るには、これで十分ですよね。参考になりましたら幸いです!

    そうですよね、実際の”騒音”として、どの程度聞こえるのかってところも気になるところですよね。
    次、自宅での吸音対策として吸音パネルを試してみようかと思っているので、その時にでもまとめて検証ができたらと思っています。
    少々お時間いただくかと思いますが、アップをお待ちください…!

  4. 玉ネギドレッシングさん:
    そうです!ざっくり言ったら半分です!(雑な結果報告)
    音が鳴るものって、いろんな意味での環境に左右される部分も多いので、本当に難しいですよね…。

    防振パッドなのですが、実は私は持っていないため、検証ができないのです…すみません…!
    これも、具体的にデータで比較できるとわかりやすいんですけどねー…
    身の回り等でいろんなドラマーさんに話を聞いてみた限りだと、
    ・何もないよりはマシだけど、効果は申し訳程度
    ・マットの素材と、その上の機材(エレドラの素材など)との相性によっては部分的に振動が増幅される(共振が起きる)ケースもあるので、一概に言えない
    ・少なくとも、振動の広がり(サステイン)は抑えられそう
    という感じみたいです。
    で、トータルで判断した結果、ディスクふにゃふにゃシステムが一番費用対効果的によいのではないか、ということで、我が家ではDFSを導入した次第です。
    口コミ情報ですが、参考になりましたら!

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