スマホ一台だけでギターの音作り&録音【Jam Studio × Inter-App Audio】(アンプシミュレーター アプリ紹介もあるよ)

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こんばんは!記事を書くために調査した結果、アンプシミュレーター関連が増えまくりなハセガワです。
今回は”スマホの音楽アプリでエレキギターを録音する4つの方法〜①概要編〜【nana, Jam Studio】”記事で触れた、Jam Studioでスマホアプリを使った【スマホ一台で完結するギター録音】について紹介しますね!
スマホ一台で音作りも録音も!Jam StudioでのInter-App Audio使用方法
まず前提として、iphoneとギターをオーディオインターフェースで接続する必要があるので注意!
手頃な「iRig」や「iXZ」、PCにも使える「UR22 mk2」等をご用意ください。
手順を説明…と思ったら簡単すぎた。

Jam Studioの録音画面から左下のIAA(Inter-App Audio)をタップして…

使いたいInter-App Audioアプリを選んで”Done”…
完了。
あとは録音するだけ。
…しまった、簡単すぎて記事が終わってしまう!!
手軽操作の素晴らしさよ!!!
【参考】INSTRUMENTSとEFFECTS
Inter-App Audioのアプリ選択画面にINSTRUMENTSとEFFECTSがありますが、アンプシミュレータはINSTRUMENTSでOK。
さらにエフェクターアプリを足したい場合にはEFFECTS側に追加する形か良いかと思います。
折角なので、ハセガワが使ってみたアンプシミュレーターアプリも紹介しておきますね!!
アンプシミュレーターアプリ2選!
DAW界でも2強なBIASとAmpliTube。共にアプリ版がありますので、まずは今回試したラインナップをご紹介!
BIAS FX & BIAS AMP 2
Amplitube CS
先に、それぞれのざっくりな所感を以下にまとめます。
BIASの所感
- マニアックな所までこだわれる、というイメージだけど実は手軽&手頃。
- 他のユーザーやアーティストの設定が公開されているので、自分で音を作らず生きていける←
- ライセンス購入で提供されるアンプのレベルが高く、まんべんなく揃う(特化パックもある)。
- 歪み系に強い(ハウリングに注意)
- PC版の機能そのまま、というハイレベル感。
AmpliTubeの所感
- メーカー公認のアンプパックが強い。OrangeやMarshall、MesaBoogie等、自分が好きなアンプが使えればOK!!の方にオススメ。
- アンプ以外にドラムマシン機能もあって便利。
- 日本語ヘルプもあってユーザーフレンドリー。
- そもそも、iRig2やiRig HDを買うと無料で付いてくる←
注意:いずれのアプリも、強く歪ませるとハウリングが発生しやすい(環境による?)
アプリだけを使って強く歪ませた場合、音量を上げると結構すぐにハウリングが発生し、ピーピー言います。耳にキます。
アプリ内ではクランチ程度にして、歪みが足りないときは手持ちのエフェクターと合わせて使うのが良いかもしれません。(ハセガワ環境だけかもしれませんので、一度試してみてください)
具体的な特徴や操作方法は以下で紹介していきますが、百聞は一見にしかず。
どちらも無料で(追加プラグインなしで)使える範囲があるので、とりあえず何も考えずGetして一緒に触れてみましょう!
BIAS FX & BIAS AMP2 / Positive Grid
まずはBIAS FXをご紹介
BIAS FXはエフェクター+アンプシミュレータとして使えるスマホアプリ。無料の範囲だとコンプやオーバードライブ、クランチなマーシャル風アンプとベース用アンプが使えます。
まずはプリセットを選んで試してみましょう。Let’s Go!


エフェクター等のパラメータ変更したい場合は、こっそり頭が出てる下の子をタップして引っ張り出しましょう。

すると顔をだすので、それぞれ「それっぽい」ところを触ると、想像通りの変更ができます。
「直感的」とはこういう事ですね←

あとは思う存分弾いて触ってみましょう。
気に入ったら追加パックを是非
BIAS FX、各種パックを追加購入すると幅の広がりが別次元になるので、現在¥1200円程度のESSEITIAL LICENSE辺りを購入してみると良いかも。ハセガワも試しに買ってみましたが、幸せしかない。気に入りましたら是非。
説明を省略しましたが、左上の雲っぽいマークから、他のユーザーやアーティストが作成したプリセットが選択できます。が、自分の持っていないセットが含まれていると使用不可なのでご注意を。
レイテンシー(音の遅れ)が気になる場合は…
もしレイテンシー(音の遅れ)が気になる場合、音質より速度優先にするモードがあるのでポチっとしましょう。
ハセガワ環境の場合、多分20ms~50ms程度遅れてるっぽいので、ちょっとだけ気になります。


ローレイテンシーをONにすると音質変化により音が少し軽く(荒く)なりますので、録音の際はケースバイケースで対処しましょう!
BIAS FXとBIAS AMP2を連携して、さらに細かな音作りも可能
もう一方のBIAS AMP2はアンプに特化したスマホアプリです。真空管とか触れるタイプのアプリ…とか言うと難しそうな感じがしますね。BIAS FXに比べて詳細な箇所まで触れます。
BIAS AMP2とBIAS FXを同時にインストールしておくと、アプリ内での連携が可能になります。つまり、BIAS FXで作成した音を、BIAS AMP2でさらに詰めることができるのです!
ちなみに、BIAS AMPは単独でも操作できます。
アンプ単体でOK!な方はこちらのみ、というのもアリです。
BIAS FX2での使い方ですが、パラメータ変更画面でBIAS AMP2との連携ボタンが表示されます。

アイコンをタップするとBIAS AMP2が起動し、BIAS FXで使用しているアンプの各種真空管を触れたり…

マイクの位置や種類も変更できます。

このアプリ、ほんとにPC版機能をそのまま持ってきたレベル。触っててビックリしました。
まさにスマホ操作でハマれる沼がここにありますね。
まずは手軽にBIAS FX、さらに詰めたい場合はBIAS AMP2という2段階で楽しんで行きましょう!
AmpliTube / IK Multimedia
スマホ/タブレット向けインターフェースの”iRig“で有名、IK Multimediaさんのスマホ/タブレット向けAmpliTube。
もしiRig2やiRigHDユーザーなら無料で使用可能です(ハセガワはiRig HDを所持してます)
そしてこのAmpliTube、なんとJam StudioとInter-App Audio連携するとAmpliTube上で再生や録音の操作ができます。

Amplitubeの場合、左上の”?”を押すと日本語説明が出るので分かりやすいです。これぞユーザーフレンドリー!!

レイテンシー(音の遅れ)が気になる場合は…
AmpliTubeも設定からローレイテンシーモードへ変更可能です。

“Latency“をポチッと変更!

リズムマシンとかも付いてます
また、AmplitubeCSはリズムマシンなんかも入ってていろいろ楽しめます。
さすが何でも揃うIK Multimedia製。ハセガワもDAWでお世話になりまくってます。

アプリストアに似たようなのがいっぱい並んでてどれを買えば…
ただ、ちょっとややこしいのがこのアプリ、アンプパック単体と、各アンプパックの母艦になるAmpliTube CS(Custom Shop)がそれぞれアプリストアに並んでいるという点。
まずAmpliTube CSをインストールし、必要なアンプを追加購入する形が良いのかな?と思いますが、ハセガワは単体の方は購入したことが無いので間違っていたらすみません。
好きなアンプの追加パックを是非!
追加出来るOrangeやMessaBoogie、Marshall(Slash Collection)等のブランド公認アンプは課金仕様で、それぞれ各¥2000~¥3000。アプリと考えるとなかなか高価に感じる方もいるのでは。
しかし、PC版では全セット(AmpliTube MAX)を持っている自分の経験上、一度メーカー公認のアンプシミュレーターを使うと、デフォルトアンプは使わなくなる程の差があります。
好きなアンプに合致する方は是非試してみてください。それぞれが¥10000とかするPC版に比べれば、アプリ版はかなりお得です←
“Amplitube”でアプリ検索すると、こんな感じのラインナップが並んでいます。わくわく。
番外編:シンセサイザー
このInter-App Audio、お手持ちのiPhone+変換ケーブル、もしくはBluetooth接続でMIDI鍵盤と接続すると、シンセアプリも使えますよ!
この辺はまた需要ありそうだったら別記事にて!
スマホ/タブレットで完結する時代へ
今回紹介したアンプシミュレーターアプリ、以前はPC向けで発売されていたのがスマホ/タブレットでも使えるようになった形で、昨今スマホ音楽環境の充実が半端ないです。
DAWソフトもスマホ/タブレット向けが多々発売されており、スマホ/タブレット完結型の音楽環境がメインとなるのもそう遠くないでしょう。
新しいものに触れる際、覚えるための労力がハードルになりがちですが、是非一度試して見てください。技術進歩による利便性をヒシヒシ体感できると思います!
以上、ハセガワでした。
皆様も良い音楽アプリライフを!

中学生の頃にロックに目覚め、ボーカリストを目指した‥‥筈が、ギタリストが居ないバンドでギターを弾き、ベーシストがいないならベースを弾き、ドラマーがいなけりゃドラムを叩く、器用貧乏を地で行った音楽好き。
皆が楽しく遊べるならそれで満足!をモットーに日々ゆるゆるしております((*´∀`*))~°