【使える 安い ギター】入門用やセカンドギターに最適!安心な低価格(3万以下)のエレキギターブランド3選+1。
”使える 安い ギター”
ギタリストなら誰もが検索した経験がありますよね?
その結果、家に1本のギターが増えました。YAMAHAのパシフィカさんと言いまして、素直な子です。後で紹介します。
こんばんわ、ハセガワです。ギター紹介の記事を書くとギターを増やしたくなります。やばい。
ただ安いだけのギター(通称:安ギター)は手間がかかる
入門に手頃なギター、を考える時に挙がるハードオフ等に並ぶあまりにも安いギター。大体は謎のブランドです。とりあえず1本目だしこれで…と手に取る前に、ハセガワの考えを書きます。
安いだけのギターは、逆に手間がかかる。
かれこれ10〜20年前、フォトジェニックなど1万円前後のギター、いわゆる”安ギター”を楽器屋で見かけ、試しに弾いたらペラッペラな音がするわ、チューニングすぐ狂うわでビックリした思い出があります。さらにフレット側面が微妙に飛び出てて指に擦り傷。なかなかの恐怖。
さらに同時期、知り合いのギタリストがMaisonというブランドのレスポール・カスタム(っぽい)ギターを使っていたのですが、こちらもスタジオで1曲終わる毎にチューニングし直す必要のある面倒なギターでした。
今となれば”ピックアップを交換”、”ペグを交換”等、手を加える事で”安ギター”は”使える”と分かりますが、いかんせん初心者には敷居が高い。
さらに、最初に触れたギターに”すぐチューニングが狂う”等不都合があると、”弾くのが面倒”となりがちです(逆に、すぐチューニングする癖が付いて音程に対してシビアな耳が育つ可能性はありますが)。
なので、せめて”入門向けギター”は”手を加えなくても安定している”のがポイントだと思っています。楽は正義。
ハセガワ的にはこれまで、”弾きやすい+チューニングが安定+問題ない音が出る”のはせめて5万〜出さないとなぁ…というイメージで居たんですが、楽器屋でエピフォン(ギブソン傘下のブランド)のギターを1万円ちょいで発見して度肝を抜かれました。
そこから少し調べると、各種大手ギターブランドのエントリーモデルの値段が安くなっていると判明。世界的にギタリスト人口が減って売れ行きが下がって来たので、大手が本腰を入れてきた感をビシバシ感じます。
ハセガワもこの時代にギター入門したかった…! と思える良心的価格。
ではなぜ”大手ギターブランドのエントリーモデル”がオススメなのかを簡単に説明しますね。
なぜ大手ギターブランドのエントリーモデルが良いの?
大手ブランドのギターって、大体10万〜30万とかしますよね。
ブランドとしては、そんな高価なギターを売りたい。
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そのためには、買ってくれるギタリストを育てないといけない。
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ギタリストを育てるためには”入門しやすい”ギターが必要。
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さらに”自分のブランドの音”を好きになってもらいたい。
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結果、値段を抑えて”入門しやすい”かつ、”自分のブランドの音”の特徴があるギターが生まれます。
ギタリストを育てる、ギタリスト人口を増やすために”エントリーモデル”が大切だと商売柄知っているのです。
逆に、一部の”安ギター”ブランドは数を売るのが目的です。薄利多売。”手軽に手に入る”のでギター人口に寄与するため、この方針も悪いわけではありません。
ただ、その価格帯のギターのみ製造しているため、そもそも「良いギター」や「高いギター」のノウハウが薄い。また、音の方向性が定まっていない。結果的に、出来がイマイチなことが多いのです(ハセガワ主観)。
前置きが長くなりました。
ではハセガワ的入門向けのブランドとギターを紹介していきます!
1.Squire (スクワイア) / Fender(フェンダー)
エレキギターの代表その1”ストラトキャスター”を擁するFender。
昨今のJ-ROCK界でよく見かける”テレキャスター”や”ジャズマスター”のブランドでもあります。
そんなFenderのお手頃ブランドがSquire。
”ストラトキャスター””テレキャスター”が欲しいアナタはSquireを選べば間違いありません。
・ストラトキャスター(FSR AFFINITY SERIES STRATOCASTER : 28000円前後)
・テレキャスター(FSR AFFINITY SERIES TELECASTER : 28000円前後)
・ジャズマスター(Affinity Series Jazzmaster HH : 27000円前後)
NUMBER GIRLの田渕ひさ子さん、Alexandrosの川上洋平さんなど、最近大人気になりつつあるジャズマスターが欲しい! という方はこちら…と言いたいのですが難点が1つ。
こちら、本家ジャズマスター違ってピックアップがハムバッカーなので注意。
ジャズマスター特有の”ギャリンギャリン!!”ではなくレスポール方面の”ズジャー!!”な音がします。
…ある意味、扱いやすい音だからこれはこれで良いのかも。
他にもジャガー、ムスタングがありますが、少し値が上がりますね(大体5〜6万前後)。
どうしてもジャズマスターが欲しい! 少しでも安く! な方は後に紹介するBucchusもオススメします。
2.Epiphone(エピフォン) / Gibson(ギブソン)
エレキギター代表その2、レスポールを擁するGibson。
元は違う会社だったので一概には言えませんが、Gibsonの中でエントリー向けのモデルも発売しているのがEpiphone。ハセガワの初エレキギターもEpiphoneでした。
”レスポール”関連が好きな方はここ。
そして世にある安ギターを蹴散らす勢いなモデルがこちら。
・レスポール SL(Les Paul SL : 13000円前後)
なにこれめっさ可愛い…俺が1本欲しい…。
エピフォンという安心に、レスポールには珍しいシングルコイル仕様。
ボーカル・ギターにも最適では…?
・レスポール Special (Limited Edition Les Paul Special VE: 13000円前後)
BUMP OF CHICKENの藤原基央さん、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文さん、奥田民生さんの愛機といえばLes Paul Special。その超ハイコストパフォーマンスモデルがこちら。
本家に比べてピックガードが無いので、ちょっと好みが分かれる気はします。
紹介リンクはハムバッカーモデルですが、同じモデルでP-90版もあります。
普通のLes Paulっぽい感じが良ければハムバッカー。軽快感がほしければP-90で行きましょう。
EpiphoneとSquireの違い
EpiphoneはSquireと違い、一番低価格なモデルは上位モデルと見た目が大きく違う(省略されている)のが特徴ですね。その分ハイコストパフォーマンス。
EpiphoneでGibsonと見た目が同じモデルだと、だいたい3〜5万となり、今回の記事の価格帯としては対象外となるのが残念。
3.Bacchus(バッカス)
さて、Fender、GibsonときてBucchusと来たら”???”となる方もいらっしゃるでしょう。
日本の長野県松本市にあるBacchus。他のブランドから比較すると歴史は浅くて1994年からスタートしています。しかし、ハイエンドモデルはハンドメイドの30万オーバー達がラインナップされるなど、「知る人ぞ知る」高い技術力を誇る国内ギター・ベースのブランドです。
ちなみにアコギのMorrisも長野県松本市。木材が潤沢な県は、木に対する技術力が高いのです。
なお、Bacchusのエントリーモデルの見た目はFenderやGibsonと酷似しています。
FenderやGibsonのエントリーモデルがそこまで安くなかった頃、数々の学生が手にしたブランドです。俗に言う”安ギター”の中では最上位。それがBucchusのエントリーモデル。
SquireやEpiphoneに手が届かない場合、Bucchusを選びましょう。
なんといっても、Universe Seriesのテレキャスターやストラトキャスター、ムスタングのモデルは実売¥15000前後、レスポールのモデルは¥30000前後。
Global Seriesのジャズマスターは実売¥45000前後。ストパフォーマンスの鬼です。
・ストラトキャスターモデル(Universe Series : ¥15000前後)
・テレキャスターモデル(Universe Series : ¥15000前後)
番外編:YAMAHA(ヤマハ)
3万円をギリギリ超えてしまうYAMAHAのPASIFICA。しかし”入門向け”という記事には欠かせないので紹介させていただきます。
YAMAHAのエレキギター歴史は結構長く、1966年から続いてます。
ただ、アコギに比べてYAMAHAのエレキギターをメインに使用しているアーティストは少数。ハセガワもeastern youthの吉野寿さんかMAN WITH A MISSIONのJean-ken Johnny(狼)位しか浮かびません。ベースならMr BIGのビリーシーン。
ただ、昨今YAMAHAが注力しているPASIFICAが優等生すぎるので入門に最適なのです。
多分、大体のギタリストに”入門に最適なエレキギター”を聞くとコイツを勧められます。
・パシフィカ ( PASIFICA 112V /112VM /112VMX : ¥30000前後 )
オススメの理由はシンプル。
ギターの作りが”丁寧”、そして”何にでも使える”。入門ギターの中で最も”汎用的”なギターなのです。プロの方もセカンドギター的にPASICIFAの上位モデルを使用していたりします。
まさに日本的というか、本当に優等生なギター。
この価格で、タップスイッチでのハムバッカーとシングルコイルの切り替えが可能とかビビります。昨今ポールリードスミス(PRS)くらいしか見かけないぞこの機能。
ハセガワも1本所持していますが、本当便利。どんな曲にも合格点を出しますね。
最初の1本にも、汎用的なセカンドギターが欲しい方にもオススメなギター。
112V / 112VM / 112VMXの違いは?
Vを基本モデルとして、VMは指板がメイプル、VMXは指板がメイプル&ピックガードが黒でボディが木目。
メイプルはクリアな音抜けとのことですが、正直、見た目の好みで選んでOKです←
…おや、サウンドハウスさんだと微妙に¥30000を切っている…!! たいてい¥32000位なので注記を書いたのに…!! なんて事だ安心価格のサウンドハウスさんめ←
欲しいギターはありましたか?
セカンドギターとなると別ですが、最初の1本は本当に悩みますよね。
1本目に入手しやすい3万円以下で絞りましたが、どれも弾いて楽しめるギター。後悔しない1本目だと思います。
懐事情は人それぞれで、もう少し出せるよ!! という場合はもっと選択肢が広がりますね。
ポールリードスミス(PRS)のSEとか。あのギターも素晴らしい。欲しい。
以上、ハセガワでした!
ぜひ楽器屋で実物見にGoしましょう!
…にしてもEpiphoneのレスポールSL可愛い過ぎる…もし姪が居たら買い与えたいわ…。
中学生の頃にロックに目覚め、ボーカリストを目指した‥‥筈が、ギタリストが居ないバンドでギターを弾き、ベーシストがいないならベースを弾き、ドラマーがいなけりゃドラムを叩く、器用貧乏を地で行った音楽好き。
皆が楽しく遊べるならそれで満足!をモットーに日々ゆるゆるしております((*´∀`*))~°