【①邦ロックギタリスト/テレキャスター編】好きなアーティストを語りたい
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こんにちは!先日のアラカワの記事”エレキギターのおもしろさを語るのに、ときには見た目から入るのだってアリだよね”を見てニヤニヤしていたハセガワです。ワッショイ感…!
ちなみに、僕も最初のエレキギターは見た目一択で選びまして…なんとフライングV。”土に刺さるやつ”と紹介されてたアレです(微妙に形は違いますが)←
安いモデルだったのか側面の滑り止めも付いておらず、常にストラップ掛けて椅子に座って弾いていた思い出が…。
さて、今回は「アラカワの記事にテレキャスターが上がってなかったな」と思い、ではテレキャスターの記事を…となると、延々と終わらない予感…よし!
テレキャスターがトレードマークな邦ロックギタリストを紹介しますね!←
テレキャスターな邦ロックギタリスト4選
布袋寅泰さん(ex.BOOWY)
テレキャスのカッティングといえばこの方。正確無比なビートギタリスト、布袋寅泰さん!
音のキレが半端ない!
動画はBOOWY時代の名曲”BAD FEELING”。
元ジュディアンドマリーのTAKUYAさんと1分40秒辺りでイントロの掛け合いをしていますが、「同じリフでも弾く人でこんなに違うのか!」を体感できます。
正確無比な布袋さんと、ロックを感じさせるTAKUYAさん。
どちらもカッコいいったらもう!
布袋さんの休符感を感じるカッティング、ノリが気持ち良すぎませんか…?常に人差し指の爪を当てて演奏してらっしゃるらしく、弦鳴りの暴れが一切ない…!
ちなみに、トレードマークのペインティングは酔っ払って「あっみだっくじー♪」と書いたのは有名な話ですね!
アベフトシさん(ex.THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)
高速カッティングに加え、マシンガンと評される高速ブラッシングで聞く人を圧倒。
ロックの鬼、アベフトシさん!
エフェクター無しのアンプ直スタイル。まさに漢。
「ミッシェルの曲は、曲が始まってから終わるまで俺のギターソロ」
延々とカッコいいロックフレーズが鳴り響く、ハセガワが敬愛するギタリストです。
THEE MICHELLE GUN ELEPHANT(以降ミッシェル)時代の、前期の切り裂くようなカッティング、後期の撃ち抜くようなマシンガンブラッシングが堪らない!
僕は学生時代にOUT BLUESを聞いて「ブラッシングってこんなにカッコいいのか…!」と衝撃を受けました。
もう、マシンガン過ぎませんか?
このブラッシング、THE PIRATESのミック・グリーンの影響が大きく、僕は辿って聞いてニヤニヤしてました。大好きです。
動画は後期のOUT BLUESですが、前期のカッティングが炸裂しまくる「シャンデリア」も是非!
そんなアベフトシさんは、2009年7月に亡くなってしまいました
僕は訃報を聞いて呆然とし…しばらくの間ミッシェルを延々リピートする日々…本当に残念でした。でも、あちらでもロックを鳴らしていると思います…!また聞かせて下さい!
そんな当時、リットーミュージックさんから追悼本が発売されたのですが、絶版となりプレミア価格が凄いことになっていました。
ところがなんと、2019年の7月22日に復刻版が発売されました!
この機会に是非お手元に!!(好きすぎて宣伝)
向井秀徳さん(NUMER GIRL,ZAZEN BOYS etc…)
「繰り返される諸行無情 よみがえる性的衝動」
ギタリストとして紹介するには色んな意味で個性が突出な向井秀徳さん!
しかし、現代の邦楽ロック界におけるテレキャスター普及のルーツその1な方(ハセガワ調べ)だと思っているので紹介させて下さい。
エレキギターの中でもシンプルなテレキャスター。
それを「6本の狂った鋼の振動」と言語化し、「無骨である=カッコいい」を現代に再定義した立役者です(これもハセガワ調べ)。
Youtubeを見てるとZAZEN BOYSのHonnojiが上がってたので迷いましたが…ここはやはりNUMBER GIRLですよね!再結成しましたし!
通称「オレ押さえ」と言われる、向井秀徳さん独特のコードが響き渡る名曲。
以下、冒頭のアルペジオの構成音ですが
1弦:0(E)
2弦:0(B)
3弦:2(A)
4弦:0(D)
5弦:2(B)
6弦:x
Bm7…あれ…1弦は開放でEがある…ならBm11…?
と、中々邦ロックで見かけないコードと押さえ方。歌もギターも歌詞も全て向井節が炸裂していますね。
どうでもいい話ですが、学生の頃のハセガワの友人Kはこの曲の冒頭が「やばい更にやばい、バリやばい」と言っているとはまさか思わず、「可愛さ余って〜ファイヤーバード」と勘違いしていたらしいです←
結果、僕らの周りではZEGEN VS UNDERCOVERをファイヤーバードと言っていました。
NUMBER GIRLの皆様すみません。
TKさん(凛として時雨)
現代の邦ロック界におけるテレキャスター普及のルーツその2。テクニックもさることながら、バンド全てのアレンジからミックスまでこなす超人。マルチ過ぎるプレイヤーTKさん!
「テレキャスター」という名称が邦ロック好き浸透したのはこの人の影響でしょう(ハセガワ調べ)。
「テレキャスターの真実」や「Terecastic Fake Show」等、曲名から飛び出すテレキャスター。「テレキャスター = TV放送」という本来の意味で使ってるのか…?と思えば「レスポールの残像で」という歌詞(「テレキャスターの真実」より)。
あ、ギターのテレキャスターの事なのですね。
もうテレキャスター愛が、凄い。
タイトルも、凄い。
どの曲も、TKさん自身が「気を抜くと置いていかれる」と言う程ハンパない演奏密度ですが、「テクニックを魅せる」が最終目的ではなく、「テクニックで曲を表現する」がビシバシ伝わる演奏とアレンジ。
最初のアルバム(#4)からいきなり仕上がっていた「凛として時雨」というジャンル。初めて聞いた時の衝撃たるや…!
現在の邦ロック界のギターヒーローではないでしょうか!
三者三様なテレキャスター、実は…
さて、ハセガワの好きなテレキャスターがギタリストを4人紹介させて頂きました…が、勘の良い皆様は気づきましたね。
この4人の中で「フェンダー製テレキャスター」を使用しているのは1人、向井秀徳さんのみです。
布袋寅泰さんはフェルナンデス製
アベフトシさんはSEEN製
TKさんはシェクター製
なので「テレキャスタータイプ」に該当し、メーカーから素材からピックアップが皆バラバラなんです。
「どのメーカーが一番良い」という話ではなく、アーティストがそれぞれ「表現したい音を出す」のに適したギター。
皆様も是非「このメーカーだから良い」でなく、「このギターの音が良い」と言える、そんなギターを探していきましょう!
とはいえ基本はフェンダー
テレキャスターの標準となるとやはりフェンダー・テレキャスター。
もし1本目に手にする場合はフェンダー製をオススメします!
以上、ハセガワでした!
中学生の頃にロックに目覚め、ボーカリストを目指した‥‥筈が、ギタリストが居ないバンドでギターを弾き、ベーシストがいないならベースを弾き、ドラマーがいなけりゃドラムを叩く、器用貧乏を地で行った音楽好き。
皆が楽しく遊べるならそれで満足!をモットーに日々ゆるゆるしております((*´∀`*))~°